ミューズリーの歴史は、1900年頃のスイスに遡ります。マキシミリアン・オスカー・ビルヒャー=ベンナー医学博士が、チューリヒベルクの療養所で考案した健康食。スイスの羊飼いが、アルプスを登るときに携行した栄養食から着想を得たそうです。
イギリスのお粥として知られるオートミールが煮込んでつくられるのに対して、ミューズリーは生の素材をそのまま加熱せずに使うことも特徴的。博士は健康のために、野菜や果物など、できるだけ“ローフード(生の食材)”を使用することを推奨していました。
スイスでは、生みの親である医学博士の名前をとって、「ビルヒャー・ミューズリー」と親しまれています。
スイス発祥のミューズリーはもともと健康食品として開発されたものですが、1960年代以降の健康志向の高まりとともにヨーロッパを中心に朝食シリアルとしてミューズリーが普及しました。
ドイツのスーパーマーケットに行けば、棚一面に多種多様なミューズリーが並ぶミューズリーコーナーがあり、その数30種類以上。ドイツでこれほどまでに人気を博しているわけは、調理不要で手軽に食べられるのに栄養価が高いこと。ミューズリーに含まれる穀物やドライフルーツ、ナッツなどには、現代人に不足しがちな多様なミネラルやビタミン、食物繊維がたっぷり含まれているから。しかも、グラノーラとは異なり、ミューズリーは砂糖でコーティングされていないため、糖質控えめで低カロリー。食物繊維が豊富なので腹持ちも良く、手間いらずの朝食としてはうってつけなのです。今やミューズリーは、ヨーロッパを中心に朝食の主役のひとつになっています。
日食の「そのまま食べておいしいオートミール」は、ミルクやヨーグルトをかけるだけで手軽においしく、より健康的な朝食をお届けします。
通常のオートミールよりもそのまま食べることに適しており、グラノーラよりも加工度合いが低く健康的。「そのまま食べておいしいオートミール」は、医師が開発されたとされるスイス発祥の「ミューズリー」です。